ロシア産原油に「上限価格」 追加制裁、ブーメランに悩む欧州

有料記事

コペンハーゲン=和気真也 ブリュッセル=玉川透
[PR]

 主要7カ国(G7)がロシアへの追加制裁として、同国産原油の取引に設ける上限価格が1バレル=60ドルに決まった。ただ、この制裁は原油市場やEU(欧州連合)経済への影響が大きく、協議ではEU加盟国の意見は対立。協議の難航は、産油国としてのロシアの存在感を改めて浮き立たせた。

 原油輸出はロシアの最大の収入源だ。国際エネルギー機関(IEA)によると、天然ガスと合わせた税収は2021年の政府予算の45%を占めた。G7の追加制裁はこの収入を細らせるのが狙い。12月5日から一定価格以上の取引に、船舶輸送や海上保険を制限することで利益を減らそうとしている。

 ただ、価格設定のさじ加減は難しかった。低すぎればロシアは輸出を止める可能性がある。世界需要の1割を担うロシア産原油が出回らなくなれば、原油相場の急騰を招きかねない。一方、高すぎれば、ロシアの利益を減らす目的が揺らぐ。

低すぎず、高すぎない価格は…

 欧州メディアによると、EU…

この記事は有料記事です。残り889文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント