裾野市の園児虐待、問題の3保育士が退職 市は臨時の園長会を開催
菅尾保
静岡県裾野市の私立の認可保育園「さくら保育園」で、保育士3人が受け持っていた1歳児クラスの園児に暴言を浴びせたり、倉庫に閉じ込めたりしていた問題で、市は1日夜、市内の保育園などの関係者を集め、臨時園長会を開いた。
公立、私立18園20人の園長らが出席。村田悠市長は「運営の中身について振り返り、二度とこのような事案を発生させないという強い決意を持っていただきたい」と呼びかけた。
会議では今回の事案の経緯や判明している問題の概要説明、防止策の提言などが行われたほか、言葉遣いなど子どもたちとの接し方を改めて検証し、適正な保育を徹底していくよう求めた。
市によると、問題行為をしていた保育士3人のうち2人が11月末で退職し、9月末で退職した1人を含め全員が退職したという。(菅尾保)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。