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　（2日 1次リーグH組 韓国2―1ポルトガル）

　土壇場で大仕事を成し遂げた。

　1―1の試合終了間際、カウンターを仕掛けた韓国のMF孫興民からのスルーパスに反応したのはMF黄喜燦。DFの裏に抜け出し、右足でゴールに流し込んだ。

　イングランド1部ウルバーハンプトンでプレーする26歳。負傷の影響で第2戦まで出場がなかったが、勝利が必要なこの日は後半20分に投入された。「休んでいたので、チームに貢献したいと思っていた」

　劇的な勝利の後は全員がピッチで円陣を組み、他会場の試合が終わるのを見守った。ガーナに勝利したウルグアイを総得点で上回り、3大会ぶりの1次リーグ突破が決まると、水を掛け合って喜んだ。

　次はブラジルに挑む。黄喜燦は「ここまで来たらどこも強い相手。もちろん勝利を目標にしっかり分析して臨みたい」と意気込んだ。（岩佐友）