カメルーン、ブラジルからアフリカ勢初の勝利 「ライオン魂見せた」
(2日 1次リーグG組 カメルーン1―0ブラジル)
カメルーンが新たな一ページを切り開いた。アフリカ勢が過去7戦して全敗していたブラジルに初めて土をつけたのだ。
後半追加時間に入って、右クロスをアブバカルが頭で合わせて決勝点。背番号10は興奮のあまり、ユニホームを脱いでしまい、2回目の警告でそのまま退場。ただ、笑顔でピッチを後にした。一方、再三のピンチを防いだGKエパシは「誇りに感じるが、敗退が決まって喜べない」と仏頂面だった。
若いチームを導いてきた元代表選手のソング監督はスイス相手に落とした初戦を持ち出し、「最初の試合で大きな過ちをしてしまった」と振り返った。
「ただ、チームは成長を続けた。歴史的な勝利だ。まさにライオンのスピリットを見せた。努力を続けなければならない」。不屈のライオンと呼ばれるチームへの信頼感を口にした。
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