G7がロシア産原油に上限価格 1バレル=60ドル、追加制裁で合意

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ロンドン=和気真也
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 主要7カ国(G7)は2日、ロシア産原油の取引に設ける上限価格を1バレル=60ドルに決定したと発表した。実質的な議論を担った欧州連合(EU)の加盟国が合意した。ウクライナ侵攻に対するロシアへ追加制裁として5日から適用する。ロシア産原油の取引価格を抑えることで、同国の収入を減らす狙いがある。

 G7とEUのほか、豪州が加わる新たな制裁は、1バレル=60ドルを超えて売買されたロシア産原油の船舶輸送や海上保険の取り扱いを禁止する。ロシア産原油の取引に関わる海運業や保険業は欧州や英国に集中しており、これらの企業を介した中国やインド向けの輸送にも影響する。

 ロシアは現在、原油を欧米の相場価格より割安で中国やインドに売っているとされ、1バレル=70ドル程度とみられている。今後は60ドルより安く売る必要があり、これまでよりもうけは減る見通しだ。

 上限価格の設定は、影響が大…

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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2022年12月3日12時29分 投稿
    【視点】

    この価格上限制は長らく検討されていたものなので、今回60ドルという具体的な上限が設定されたこと自体は、一歩前進ではある。 なお、上限はずっと固定されるわけではなく、市場価格の変動を受け、2ヵ月に一度見直されると理解している。 また、上限