温めれば、何度だってやり直せる 映画で描く「チョコレートな人々」

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大滝哲彰
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 割れても、崩れても、また温めればやり直せる――。そんな「チョコレート」の工場が舞台のドキュメンタリー映画ができた。心や体に障害がある従業員が6割近くを占める職場で、それぞれの特性を生かして働く姿を追った。

 タイトルは「チョコレートな人々」。全国に50以上の拠点を持つ「久遠(くおん)チョコレート」(愛知県豊橋市)が、映画の舞台だ。代表の夏目浩次さん(45)を主人公に、良質なドキュメンタリーを送り出してきた東海テレビ放送名古屋市)が制作した。

 同社報道部の記者で、映画の監督を務めた鈴木祐司さん(49)と夏目さんは20年来の親交がある。

 知り合った当時、夏目さんは商店街の一角で小さなパン工房を開き、3人の障害者を県の最低賃金で雇っていた。一方の鈴木さんは、商店街の再生をテーマに取材を進めていた。「多様な人が働ける職場を作りたい」。そんな夏目さんの思いを聞き取っていた。

 だが、パン作りは手間がかかる割に利益は低い。売れ残りはその日のうちに廃棄。借金を重ねていた。

誰もが活躍できる「食材」との出会い

 それから10年。夏目さんが出会ったのがチョコレートだった。「失敗しても大丈夫、日持ちもする。いろんな人を働きやすくしてくれる食材です」

 夏目さんは、チョコレートを…

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