寒風吹く北京でPCRに長蛇の列 検査場が激減 ゼロ緩和で混乱
北京=西山明宏 林望
各地に広がった抗議デモを受け、中国政府が「ゼロコロナ」政策の緩和の動きを進めるなか、北京では市内各地にあったPCR検査場が次々と閉鎖されている。しかし、政府から「脱PCR」に切り替えるとの説明はなく、残り少ない検査場に駆けつけた市民が、寒風の中で長蛇の列をつくる事態になっている。
3日午後3時ごろ、北京市中心部の繁華街・三里屯には400メートルを超える行列が出来ていた。気温はセ氏1度。吹きつける風に耐えながら人々が待っていたのは、買い物ではなく、PCR検査だった。
その数ざっと200人余り…