1万3408歩 150周年の東京国立博物館を1日で全館見て回った

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松沢奈々子
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 東京国立博物館が今年、創立150年を迎えた。「トーハク(東博)」の愛称で親しまれる同館の所蔵品は国宝89件、重要文化財648件を含む約12万件。質量ともに国内屈指のコレクションを誇る。開催中の特別展「国宝」は連日盛況だ(18日まで、要事前予約。予約枠はすでに埋まっている可能性がある)。ただ、特別展は巨大な施設の一部に過ぎない。記念企画が随所で催される中、美術担当の記者が全6棟の展示館を巡った。

 紅葉が見ごろを迎え始めた11月中旬の午前9時。JR上野駅から上野公園を抜け正門前へ。30分後の開館を前に、すでに100人超の長い行列ができていた。多くが特別展の入場券をもち、静かな熱気を感じた。

 9時半、開館。「国宝展」が開催中の平成館に向かう。所蔵する国宝すべてを4期にわけて見せる同館初の企画。混雑していたが、巻物は上部に拡大パネルを配して見やすくするなど工夫がされていた。

 東博の全館踏破に便利なのは総合文化展の入場券だ。総合文化展はいわば常設展で、特別展をのぞく全館の常時3千点を見られる。事前予約も不要。

 平成館には特別展専用の展示室以外に、企画展示室と考古展示室がある。企画展示室では、故高円宮憲仁さまが収集した根付(ねつけ)を紹介する記念企画を開催。縄文時代の土偶や弥生時代の銅鐸(どうたく)、古墳時代の埴輪(はにわ)など教科書で目にするものが多数並ぶ考古展示室は、見応えたっぷりだ。

 続いて表慶館へ。近年はファ…

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