クロアチア戦、カギ握るDF冨安健洋 スペイン戦の「金星」にも貢献

有料記事森保ジャパン

勝見壮史
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 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で初めて2大会連続16強入りを果たした日本代表(世界ランキング24位)は、5日午後6時(日本時間6日午前0時)からの決勝トーナメント(T)1回戦で、前回準優勝のクロアチア(同12位)と対戦する。

 選手たちは2日、今大会初のオフを過ごし、3日から練習を再開した。

 初の8強進出がかかる大一番は、故障で出遅れていたDF冨安健洋(たけひろ)がどれだけ長くプレーできるかが、勝敗を分けるポイントになる。

 「トミの力を借りて、試合を締めることを考えた」。1次リーグ突破を決めた1日のスペイン戦後、森保一監督はそう語った。

 2―1の後半23分、相手が攻撃を強めようとしてきた日本の右サイドに冨安を投入した。狙い通り、守備を安定させて、ドイツ戦に続く「金星」につなげた。

 イングランド1部(プレミアリーグ)の強豪アーセナルでプレーする24歳は、本来、日本の守備の要だ。

 大会直前に足を痛め、控えに回った。

 代わって先発したDF板倉滉ボルシアMG)がここまでの全3試合にフル出場と奮闘。だが、警告の累積でクロアチア戦は出場停止になる。

 次戦は冨安が穴を埋める側になる。

 後半からプレーしたドイツ戦で、右太もも裏を痛めて、コスタリカ戦は出番なし。

 ここまでフル出場はないが、先発で出られる状態と本人はいう。

「どれだけできるか。ピッチ上で表現できればいい」

 有名選手が多く、自国リーグの注目度も高いドイツやスペインに比べると、クロアチアは地味な印象もあるが、世界屈指の強豪だ。

 前回大会MVPのモドリッチ

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