「考え直す機会」「税金の無駄」 品川区長再選挙、投票した有権者は

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滝沢貴大
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 10月の区長選でどの候補者も法定得票数(有効投票総数の4分の1)に達しなかった東京都品川区で、区長選の再選挙の投票が4日、始まった。首長選の再選挙は全国7例目で、都内では初めて。10月同様に、今回も新顔6人による争い。再選挙で1回目よりも候補が減らなかったのは初めてで、過去に例のない再々選挙となる可能性も指摘される。

 区選挙管理委員会によると、区長選1回の費用は約2億円。2カ月で2回目の区長選を、区民たちはどう受け止めたのか。

 区役所そばにいた安達きみさん(82)に尋ねると、4日朝に投票を済ませていた。「投票所はすいていた。今回もあまり投票率は上がらないのでは」。再々選挙となることを心配する。「その分の税金は困っている区民のために使ってほしい」

 投票所近くで、投票を終えた人に聞いた。

 女性会社員(38)は「前回より投票率は下がるのではないかと思う」と話す。再選挙にあたって各候補者の訴えを改めて聞いたが、あまり代わり映えはしないと感じたという。「再選挙自体そんなにないことなので、さすがに再々選挙にはならないと思いたいが」

 男子大学生(20)は、再選挙の仕組みにも意義があると考える。「再選挙になったのは、区民にとって『この人』という候補者がいなかったから。それならば、じっくり考え直す機会は必要だと思う」

 区役所近くの公園を訪ねた。

 子どもを遊ばせていた男性公…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年12月4日20時21分 投稿
    【解説】

    有権者の投票行動が変わらないようであれば、また決着しない可能性があります。投票率は期日前と当日の19時現在の集計でみると、前回をやや下回るペース。再選挙で関心が高まるかと思いましたが、必ずしもそうではなかったようです。 一般的に低投票