リニューアル終えた明治村の「宇治山田郵便局舎」 緑映える往時の姿
荻野好弘
博物館明治村(愛知県犬山市)にある国重要文化財「宇治山田郵便局舎」が今秋、緑の外壁が映える往時の姿を取り戻した。建物を所有する日本郵政と明治村が保存修理を計画。国、県の補助金を得て、耐震補強も含め約3億8千万円かけて4年にわたる大規模な工事を終えた。
1909(明治42)年、三重県宇治山田市(現・伊勢市)の伊勢神宮外宮前の角地に、山田郵便局として木造平屋で建てられた。正面玄関上の円錐(えんすい)形の中央ドームと、小ドームを載せた左右の塔屋が特徴だ。
伊勢市内での局舎新築に伴い…