三茶にサンタがやってきた 困窮世帯の支援に募金活動
東京都世田谷区の三軒茶屋周辺に4日、大勢の「サンタクロース」が登場した。コロナ禍や物価高で家計が苦しく、クリスマスプレゼントを子供に贈れない家庭が出ないように寄付を募るイベントで、今年で3回目の開催になる。
集まった約40人のサンタの正体は、地元の住民や事前の寄付に応じた人たち。午後1時半ごろから2グループに分かれて三軒茶屋の街を練り歩き、寄付を呼びかけた。その後、東急世田谷線の貸し切り列車に乗り込み、車内から手を振ってイベントを盛り上げた。
集まった寄付金は図書カードや商品券に換え、生活困窮世帯に食材を配るプロジェクト「せたがやこどもフードパントリー」を通じて、世田谷区に住む子ども約380人に届けられる。