決めきれなかったセネガル 「マネがいれば…」大きかったエースの穴
岩佐友
(4日 決勝トーナメント1回戦 イングランド3―0セネガル)
セネガルを応援する誰もが思っただろう。FWマネがいれば――。
前半30分ごろまで敵陣に攻め込む時間が長かった。右クロスのこぼれ球をFWのI・サールが詰めるも枠の外へ。FWディアのゴール前でのシュートはGKの好守に阻まれた。
チャンスを作りながらも決めきれない。ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンで活躍する絶対的エースを大会直前の負傷で欠きながら勝ち進んできたが、強豪相手の一戦で影響が出た。シセ監督は「マネがいなかったのは大きかった。序盤で得点できていれば、展開は違った」と悔しがった。
初出場で8強入りした2002年日韓大会の再現はならなかった。当時の主将だったシセ監督は「すべてにおいてイングランドはワールドクラスで、トップとの差を感じた試合だった。次のW杯に向けて、また挑戦を始めなければいけない」と語った。(岩佐友)
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