世界各国のレアな映画と解説はいかが? 東京外大、無料の企画を続々

上野創
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 ウズベキスタン、インド、ポルトガル……。東京外国語大東京都府中市)が年末にかけて、商業ベースに乗りにくい海外の映画8作品を無料で上映する。作品の背景を解説するトークも併せて開く。鑑賞して楽しんでもらうとともに、世界各地の社会や文化への理解を深めてもらうことが狙い。事前に登録すれば、一般の参加も可能だ。

 日本を含む世界各地が撮影の舞台となっている。7日は、内戦が続くシリアから日本に留学した学生が制作したドキュメンタリー「日本:灰と瓦礫(がれき)からの復活」。広島と東北を舞台に、原爆と災害からの復興を、留学生の目線で検証する内容という。上映後は制作したシリア人や、同大教授らのトークがある。

 12日は中国(内モンゴル)、13日はスイス、14日はミャンマー、17日はインド、19日はポルトガル、24日は日本、25日はウズベキスタンが舞台の作品を上映する。いずれの回も上映後にトークがあり、監督や出演者、研究者らが語る。1月以降もベトナムやサモア、香港などの作品を順次上映するという。

 南アジアに詳しい同大院の萬宮健策准教授によると、2015年に南アジアの映画を紹介したのが始まり。その後、南アジア以外の作品も不定期に企画するようになった。映画から伝わるものは大きいが、上映後にその地域の歴史や文化、宗教を解説することで理解が深まる。ただ、各地の言語を日本語の字幕にする作業や、上映許可を取る手続きなど苦労は多いという。

 「あまり接する機会のない地域の作品に触れて関心を持ってもらいたい。東京外大だからできる企画という思いで、細々と続けてきた」と萬宮准教授は話す。

 コロナ禍で2年間、開催できなかったが、今夏から再開し、上映を増やしている。

 各回先着250人の事前登録制。登録はウェブサイト(http://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/別ウインドウで開きます)から。問い合わせは平日に同大の広報担当(042・330・5867)へ。(上野創)

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