ドローン、有人地帯で飛行OKに 買い物やビル壁点検…活用広がる?

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角詠之 松本真弥
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 改正航空法が5日施行され、操縦者らの目が届かなくても、人がいる場所でドローンを飛ばせるようになった。買い物が不便な地域などではすでに商品の運搬に活用されているが、法改正で運航にかかる人手や手間を省くことができる。幅広い分野での利用が期待される半面、安全性の確保が課題となっている。

 南アルプス中央アルプスの山々に挟まれた長野県伊那市。11月下旬の昼、約1600人が住む長谷(はせ)地区の公民館前の広場に、1機のドローンがブーンと音を立てながら着陸した。

 出発地の「道の駅」の臨時駐車場から、主に三峰(みぶ)川の上空を通って、5分ほどのフライト。運ばれてきたのは牛乳や茶わん蒸しなどが入ったバッグだ。

 集落支援員の中山泰元さん(74)が受け取り、注文した田村明英さん(74)に届けた。田村さんの家から最寄りのスーパーまでは車で10分ほど。田村さんは「きょうは庭の手入れで買い物に行けなかったので」と笑顔で受け取った。

 ただ、すべての道のりをドローンが配達しているわけではない。スーパーからドローンの出発地までの約4キロは、車で5分ほどかけて運んでいる。人がいる場所を飛ぶことが認められていなかったためだ。

「落ちてきたら心配」 安全性は

 法改正で「レベル4」の飛行…

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    田中知之
    (音楽プロデューサー・選曲家)
    2022年12月7日5時30分 投稿
    【視点】

    新しい技術の実用化が現行法によって阻まれてしまっているケースが頻発していることは容易に想像できる。今後あらゆるジャンル、局面での現行法の速やかな改正が望まれるが、AI技術が社会生活のさまざまな場面に浸透することにより、人が直接に関与しないと

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    藤井涼
    (CNET Japan編集長)
    2022年12月7日13時47分 投稿
    【視点】

    ついに日本でも「レベル4」飛行が解禁されました。すでにセイノーホールディングスなどは過疎地域などでドローン配送をスタートしており、なくてはならない存在になっている住民の方もいらっしゃると思いますし、高齢化が進むとさらにニーズは高まるでしょう