第48回中国で続く抗議活動 「ゼロコロナ」背景にある習近平氏の「世界観」

有料記事

牧野愛博
[PR]

 11月25日以降、中国各地で「ゼロコロナ」政策に対する抗議活動が起きています。25日に中国の軍事情勢などに関する報告書「中国安全保障レポート2023」を発表した防衛省防衛研究所の山口信治主任研究官は、習近平(シーチンピン)国家主席を中心とする体制の硬直化が生み出した現象だと指摘します。

 ――抗議活動を見て、どんな印象を持ちましたか。抗議の規模は、1989年の天安門事件以来とも言えますが、発生当初は公安関係者がほとんど派遣されておらず、人々は新型コロナウイルスの対応担当者らに抗議していました。

 中国当局が今回の事態をまったく予想していなかった事情もありますが、習近平氏が行き過ぎた中央集権体制を進めた弊害とも言えます。現場の担当者は上からの明確な指示がない状況では、事態に柔軟に対応できない状況に陥っているようです。

 中国は11月半ばに「ゼロコ…

この続きは朝日新聞デジタル会員限定です。残り1916文字

1カ月間無料の「お試し体験」で記事の続きを読んでみませんか?

1カ月間無料 お試し体験

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

すでに有料会員の方はログインして続きを読む
【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント

連載読み解く 世界の安保危機(全100回)

この連載の一覧を見る