EV2位の中国BYD、日本第1弾は440万円 トヨタも電池に注目

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近藤郷平
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 電気自動車(EV)で世界2位の中国BYDは5日、日本の乗用車市場に参入する第1弾として、SUV(スポーツ用多目的車)「ATTO3(アットスリー)」を税込み440万円で来年1月末に売り出すと発表した。EVは価格の高い商品が多く、他メーカーが手薄な中価格帯から日本市場を切りひらこうとしている。

 ATTO3は全長4455ミリ、全幅1875ミリ、全高1615ミリで、トヨタ自動車が今年売り出したEVのSUV「bZ4X」よりやや小さい。

 1回の充電で走れる最大の航続距離は485キロ(国際的な測定方法のWLTCモード)で、広い車内空間と十分な荷室の容量(440リットル)も確保した。

 来年1月31日に発売し、3月ごろから納車を始める。来年度も国の補助金が現行通りだとすると、上限の85万円が補助され、実質355万円で購入できる計算。自治体によってはさらに上乗せの補助金がある。

 販売やサービスを担うBYDオートジャパンの東福寺厚樹社長は5日の会見で「日本で一番人気のあるサイズのSUVで、同じクラスのEVに対しても十分に競争力がある」と語った。

 販売店での対応やメンテナンスなどを重視する消費者は少なくない。BYDは23年から拠点を順次開業し、25年までに急速充電器を備えた販売店を全国で100店以上整備していく。

 ATTO3は今年2月に中国で発売し、シンガポールオーストラリアなど販売エリアを拡大中の世界戦略車。BYDは日本市場で小型車「DOLPHIN(ドルフィン)」を23年中ごろ、セダン「SEAL(シール)」を23年下半期に売り出す計画だ。

テスラに次ぐEV2位、価格抑える独自の技術

 電池メーカーとして1995年に創業したBYDは、EVの価格を左右する電池技術に特徴があり、トヨタも一目置く。

 EV普及の課題の一つが車両…

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