「入試に使えない」 東京のスピーキングテスト、反対派が調査結果

本多由佳
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 東京都内の中学3年生を対象に実施された英語スピーキングテストをめぐり、テストを都立高入試に活用する都教育委員会の方針に反対する大学教授や保護者らが5日、記者会見し、独自に当日の試験環境などを調査した結果を公表した。

 調査は、大学教授や都議らが実施日の11月27日夜から今月4日にかけて、インターネット上で受験生や保護者から回答を募る形で実施。氏名や連絡先の入力は任意で、計478件の回答があった。「中3生」だとした回答は約6割、「保護者」が3割あったという。

 受験生は同じ会場で前後半に分かれて同じ問題を解く形式だった。調査には「教室が隣り合っていて待機中の後半組に解答の声が丸聞こえだった」「スタート(ボタンを押すタイミング)を遅らせれば隣の人の解答が聞けて有利になる」「(防音用の)イヤーマフ越しにほかの受験者が解答する声が聞こえた」などの回答があったという。会見者の一人は「不公平が生じる。入試には使えない」と意見を述べた。

 都教委の担当者は取材に「情報を集めている最中だが、解答に影響を及ぼすようなトラブルの報告は現時点で受けていない」と話した。テストは都内197カ所で実施され、約6万9千人が受験。当日の運営は都教委から委託されたベネッセコーポレーションが担った。(本多由佳)

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