六呂瀬山1号墳は北陸最大 143メートル

堀川敬部
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 【福井】坂井市教委は、同市丸岡町上久米田~下久米田の丘陵にある六呂瀬山古墳群の1号墳の全長を143メートルと確定し、北陸最大の前方後円墳と確認されたと発表した。1号墳東側からは格式高い家を模した埴輪(はにわ)の屋根の頂上部の「鰹木(かつおぎ)」も出土。祭祀(さいし)が行われていた可能性が高く、担当者は「北陸で相当の力があった王の墓と推測され、継体天皇につながる人物の可能性がある」とみている。

 六呂瀬山古墳群は約1600年前の前方後円墳(1、3号墳)と方墳(2、4号墳)の4基から成り、1990年に国史跡に指定された。最も大きい1号墳は2018年度から調査を進めてきた。

 18年度の調査では後円部の裾の位置を確定し、石川県能美市の秋常山古墳群の1号墳(全長140メートル)と並んで北陸最大級とされてきた。今年度の調査(10月~11月)で、南側の前方部の裾の位置を確定したところ、全長は143メートルとなり、北陸最大と判明した。

 また、1号墳の後円部東側には張り出し(造り出し)部が確認された。ここから埴輪の鰹木や小型のつぼ、食べ物を模した土製品などが見つかっており、祭祀が行われていた可能性をうかがわせた。

 さらに、今回の調査では張り出し部の東側の2号墳も初めて発掘した。過去に盗掘に遭っており、出土品はなかったが、木製とみられるひつぎが埋まっていた痕跡があったことから、大型の古墳に付随する「陪塚(ばいちょう)」であることが確認された。(堀川敬部)

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