FX詐欺でだまし取った金で仮想通貨売買か 会社代表らマネロン容疑

高嶋将之 山口啓太
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 特殊詐欺で被害者からだまし取った現金を暗号資産の売買によりマネーロンダリング資金洗浄)したとして、警視庁と大阪府警などの合同捜査本部は6日、不動産会社「WYZZ(ワイズ)」(東京都港区)代表、簗瀬友晴容疑者(42)=東京都千代田区=ら2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、同社元従業員、村松純一容疑者(40)=同練馬区。捜査関係者によると、2人は2020年4~6月、同社の口座に振り込まれた現金計約8200万円が特殊詐欺グループの詐取金と知りながら、それを原資に暗号資産を購入。この暗号資産を売却して約7900万円の現金に戻し、詐取金が犯罪収益であることを隠した疑いがある。現金はその後、詐欺グループ側に返されていたという。

 この詐欺グループをめぐっては、うそのFX(外国為替証拠金取引)投資話をもちかけて現金を詐取したとして、リーダーの男が昨年2月に大阪府警に逮捕された。グループによる被害は4億7千万円以上に上るとみられる。捜査本部は、ワイズ社がこれらの被害金のうち少なくとも約3億円分で暗号資産を購入、現金化してグループに戻し、1%程度を手数料として受け取っていたとみている。

 ワイズ社の暗号資産の取引総額は、2017年ごろから計500億円以上に上るという。(高嶋将之 山口啓太)

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