アドリブ力に課題も、過去の16強とは違う自信を手に 中西哲生の目
(5日、決勝トーナメント1回戦 日本1―1《PK1―3》クロアチア)
試合の序盤、日本は前からのプレスにいきました。そうなると前の選手に引っ張られて右の伊東、左の長友の両ウィングバックもタテにスライドします。
そこで試合巧者のクロアチアは前線にあえて3人を残し、ボールを後ろから丁寧につなぐのではなく、日本のスリーバックのところにラフにロングボールを入れました。前線で3対3の状況をつくり、そのこぼれ球を拾うという形に出てきました。
もともとはつなげるチームですが、日本がプレスしてくることを予測していたのでしょう。これで日本はクロアチアにペースを握られていきます。
しかし、次第に日本もそれに…