レディー・ガガさんの愛犬と知らず銃撃して強奪…男に禁錮21年判決

真田嶺
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 米ハリウッドで昨年2月、歌手のレディー・ガガさんの愛犬2匹が強奪された事件で、犬を散歩させていた男性を銃撃し、2匹を奪ったとして殺人未遂罪などで起訴されていた男が5日、禁錮21年の判決を言い渡された。AP通信などが報じた。当局によると、男は犬がレディー・ガガさんの愛犬だと知らなかったという。

 同通信によると、男は2021年2月24日、仲間とハリウッドを車で回りながら、高値で取引できるフレンチブルドッグを探していたところ、ガガさんの愛犬でいずれもフレンチブルドッグの「コージ」、「グスタフ」、「アジア」を連れて散歩していた男性を見つけ、銃で撃ち、コージとグスタフを強奪した。

 ガガさんは犬が無事に戻れば50万ドル(当時約5300万円)を支払うと公表。女が2匹を見つけたと警察に届け出て、2匹は無事に戻った。事件をめぐっては、男のほかに、届け出た女を含む男女4人が逮捕されている。当局は、繁殖が難しく、1匹あたり数千ドルもの値がつくこともあるフレンチブルドッグが犯行の動機だったとみている。

 撃たれた男性は重傷を負ったが、一命を取り留めた。男性は事件当時を振り返り、「車が走り去り、撃たれた傷から血が流れ出ている間、天使が駆け寄ってきて、私の隣で寝てくれた」などとSNSに投稿。盗まれなかった残りのアジアの姿に助けられた、と感謝したという。(真田嶺)

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