30年冬季五輪招致の「絞り込み」は複数も選択肢 IOC幹部が示唆

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 国際オリンピック委員会(IOC)のクリストフ・デュビ五輪統括部長は5日、スイス・ローザンヌで開かれた理事会初日後にオンラインで記者会見し、札幌市が招致をめざす2030年冬季五輪の選考について、各都市の計画を評価する「将来開催地委員会」による絞り込みは1都市に限らず、複数の都市を理事会に提案する可能性があることを明言した。

 招致レースは札幌のほかに有力視されるのがソルトレークシティー(米)で、バンクーバー(カナダ)は地元州政府の支持がないものの、依然意欲を見せる。

 昨年7月のIOC東京総会で32年夏季五輪の開催地にブリスベン(豪州)が決まったとき、将来開催地委員会は同2月にブリスベンのみを理事会に提案していた。

 この日、デュビ氏は将来開催地委員会の絞り込みが複数の都市になるのは「選択肢の一つ」と認め、「さまざまな保証が求められる段階で、ある都市が招致活動を継続しないと判断することもありうる」などと説明した。

 IOCは当初、今月にも開催地を絞り込む方針を示していたが、正式決定するIOC総会(インド・ムンバイ)が当初の来年5~6月から9~10月に延期になり、検討を深める時間的余裕が出来た。

 デュビ氏は6日に理事会が将来開催地委員会から「詳細な報告を受ける」としたものの、絞り込みの時期は明言しなかった。

 また、東京五輪パラリンピックを巡る汚職事件やテスト大会を巡る入札談合疑惑が札幌招致に与える影響について、デュビ氏は「真相が完全に解明されることに関心を持っている」と述べた。札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)が組織運営の透明性・公平性の確保を柱とする対策を検討していることを挙げ、「結論には数カ月かかるだろうが、歓迎すべきことだ」と語った。

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