大阪で「具体」の大展覧会 「過激さ」と違う「コンセプト」の側面も

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編集委員・大西若人
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 関西を拠点に、1954年から72年まで活動した具体美術協会は、戦後日本の前衛美術運動の中で、今や最も高い世界的評価を得ている一つといっていい。

 解散して50年の年に、62年から活動拠点を構えた大阪・中之島に隣り合って立つ、大阪中之島美術館と国立国際美術館の2会場で、約170点を集めた大規模な具体展が開かれている。

 圧倒的なリーダー吉原治良(じろう)の、人のまねをするなという方針に基づいた、個性的で過激な表現で知られる。

 その概要が、1館の展示だけでも伝わるようにしたのか、吉原の円環の絵画や白髪一雄の足で描いた絵画、ビニールと水と色彩を使った元永定正の空間構成などが、両館で展示されている。

 時系列の展示ではなく、「入門編」とは言い難い。

 しかし両館がそれぞれ「分化…

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