防犯カメラ少なく「長期戦」も視野 宮台さん切りつけ事件から1週間
東京都立大教授で社会学者の宮台真司さん(63)が刃物で切りつけられ重傷を負った事件は、6日夕で1週間が過ぎた。現場周辺には防犯カメラが少なく、警視庁は「長期戦」も視野に捜査を進めている。
事件は11月29日午後4時17分ごろ、八王子市の南大沢キャンパスで発生。講義を終えた宮台さんが、車で帰宅するため駐車場に向かっている最中に突然、後ろから刃物で男に襲われた。宮台さんは顔や足の筋肉に達する深さの傷を負った。
「無言で襲われた」。同庁の聴取に宮台さんはそう話し、襲った人物とみられる男が映った防犯カメラの画像を見せられても「思い当たる人物はいない」と話したという。
事件現場は行き交う学生が少ない場所だったが、数少ない目撃証言もある。
凶器は包丁ではない?
捜査関係者によると、その証…