8強の壁を誰よりも知る川島永嗣 PK戦終えた権田修一の肩を抱いた

有料記事森保ジャパン

ドーハ=江戸川夏樹
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 サッカー・ワールドカップ(W杯)の8強入り。その分厚い壁は今回も高くそびえ立った。

 試合前、4大会連続で代表入りを果たした川島永嗣選手(39)は語っていた。「今まで以上にチームの総合力が求められる試合になる」。その厳しさを誰よりも知る身だ。

 前回大会まで3大会連続で日本代表の正GKを務めた。初めて出場したのは、2010年南アフリカ大会。27歳だった。初戦は自らの好セーブで相手の猛攻をはねのける。決勝トーナメントの1回戦は延長戦でも決まらず、PK戦で敗れた。

 18年ロシア大会。強豪ベルギーに対して、アディショナルタイムを迎えて2―2の同点。終了間際、ベルギーが高速カウンターを仕掛けた。時間にしてわずか14秒。ボールは川島選手の右横をすり抜け、ネットを揺らした。

 「あの日のことは一生忘れない。W杯はいい部分も、悔しい思いも一生心に残り続ける」

 手が届きそうで届かないベスト8の壁を川島選手はピッチ上で、経験した。

W杯の経験は後輩に語らない、なぜなら…

 代表では最年長。欧州5大リ…

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