流れ変えたある選手の姿勢 東海大バスケ部の成長(リクさんの目)

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聞き手・野村周平
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 2022年の東海大男子バスケットボール部は苦しみの連続だった。

 全日本大学選手権(インカレ)を6度制した強豪だが、昨季までの主力が多く抜け、春は結果が伴わなかった。

 それでもチームは「トライ&エラー」を繰り返し、少しずつ成長してきた。3日に始まったインカレで、8日に初戦を迎える東海大。集大成の舞台に向けた思いを、陸川章監督(60)に聞いた。

 ――関東大学リーグ戦は20勝6敗の3位でした。途中、14連勝と勢いに乗りチーム力は高まってきたように見えます。

 最初はなかなか勝てなかった。でも、関東大学新人戦で下級生が頑張り、少しずつチームにいい雰囲気が生まれてきた。全国新人大会に出られない分、地道な強化に踏み切れたこともプラスでした。

 その後、夏の「ワールド・ユニバーシティー・バスケットボール・シリーズ(WUBS)」でフィリピンなどの強豪大学と戦い、Bリーグのチームとの練習試合も行い、天皇杯では米国人選手がいるB3岡山と競り合うことができた。

 力がついてきたと感じています。去年は主力が1試合30分近く出場していて、今いるメンバーの出番は少なかった。今年、練習試合も含めて40試合くらいの経験を積めたことは大きいです。

 ――関東リーグ戦では相手校との対戦が2回り目に入って、強さが出てきました。

 我々は課題と向き合うことが得意です。「トライ&エラー」の繰り返しで、絶対に成長できると分かっているからです。

 ただ、終盤に敗れた白鷗大、日体大との試合で課題が浮き彫りになりました。試合の入り方、防御の強度の低さといった部分はインカレに向けて修正しないといけません。

就任1年目のチームを思い出す

 ――先発ではないバックアップメンバーの成長が著しく見えました。

 主将の松崎裕樹(4年、福岡第一高)がケガで抜けたあと、バックアップの選手たちが成長しました。負けているとシュンとなっていた選手たちが、相手に立ち向かっていけるようになった。元々、今年は5人で戦うチームではない。だからセカンドチームの成長はすごく大きい。

 ――2年の金近廉選手(関西大北陽高)が関東リーグ戦の優秀選手に選ばれました。

 金近はうちのエースにならな…

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