ストリートファイター35周年、ディレクターの突き抜けたシール愛

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向井大輔
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シリーズ35周年

 ゲーム会社「カプコン」が、格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズを世に送り出して、今年で35周年。記念のストリートファイター「俺より強いやつらの世界展」が12月25日まで、大阪・心斎橋PARCOで開かれている。

 注目の一つが、入場特典だ。来場すると、同シリーズのキャラクターがデザインされたシールが配られる。そのシールには、来年発売予定の最新作「ストリートファイター6」でチーフディレクターを担う中山貴之さんの、熱いシール愛が注ぎ込まれている。

 43歳の中山さんは子どもの頃、おまけシールを夢中で集めた。「必殺!ガムラツイスト」「ハリマ王の伝説」「ドキドキ学園」「あっぱれ大将軍」「謎のジパング伝説」。1980年代後半は、数々のおまけシールつきのお菓子が販売された全盛期だった。

おまけシールのトップ・オブ・トップは

 なかでも、中山さんが「トップ・オブ・トップ」と絶賛するのが、ロッテの「ビックリマン 悪魔VS天使シール」。85年に発売され、一大ブームを巻き起こし、現在も続く人気シリーズだ。

 「1枚のシールから放たれている熱量が本当にすごくて。例えば、(キャラクターの1人である)黎元老守(れいげんろうしゅ)が持っている珍竹笛(チンチクテキ)という杖について言えば、裏書きを読んでもちんぷんかんぷんなんですけど、絵を見ると、なぜこういうデザインなのかや、このキャラクターが持っている意味が全部そこに込められているんですよ。絵の中に気になるところがちりばめられていて、それが力強く訴えかけてくるんです。1日に1回はビックリマンのことを考えますね」

 中山さんの口からは熱い思いがほとばしる。一部の地域でしか販売されなかったビックリマンスナックを買いに、新潟県まで遠征したほどだったといい、今なお熱烈なコレクターでもあるそうだ。

記事の後半では、中山さんのさらなるシール愛を思う存分聞いています。大阪で開催中のストリートファイター「俺より強いやつらの世界展」についても熱い思いを語っていただきました。

 美術大学時代には、ルネサンス美術や宗教画を学んだが、それも「ビックリマンの影響が少なからずあったと思います」と力を込める。

 「キリスト教のイコンやステ…

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