「日本抜きで米韓同盟機能せず」 韓国議員団、7年ぶり在日米軍視察
韓国国会の国防委員会に所属する議員9人が5、6両日、横田と横須賀の在日米軍基地を視察した。横田には朝鮮戦争(1950~53年)に伴って創設された朝鮮国連軍の後方司令部が置かれ、同軍は横田、座間など日本国内7カ所の在日米軍施設・区域を使用できる。視察した韓国与党「国民の力」の申源湜(シンウォンシク)議員(元陸軍中将)は6日、「日本抜きで韓米同盟は機能しない」と語った。
――視察した内容を教えてください。
与党3人のほか、野党の共に民主党5人、正義党1人の9人で視察しました。新型コロナウイルスの流行もあり、韓国の国会議員が国連軍後方基地を視察するのは7年ぶりです。5日に横田、6日に横須賀にある米軍基地を視察しました。国連軍後方基地や在日米軍の役割などについてブリーフィングを受けました。
――視察の目的は何だったのでしょうか。
韓米同盟の重要性については、与野党で一致したコンセンサスがあります。でも、日本の重要性については意見の相違があります。秋に行われた韓米日合同訓練を巡っても、野党から(「極端な親日国防」といった)反発の声が上がりました。
ただ、朝鮮半島有事の際、米本土などからの支援は全て日本を経由します。国連軍地位協定はありますが、日本が拒めば、韓国に対する支援は難しくなります。国防委員会のメンバーは入れ替わるため、国連軍の後方基地機能について理解してもらうことは、大きな意味があります。
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