北朝鮮また砲撃100発 米韓両軍の訓練に対抗、前日130発に続き
ソウル=稲田清英
韓国軍は6日、北朝鮮が同日に日本海へ約100発の砲撃を行ったと発表した。北朝鮮軍も同日、砲撃を行ったと明らかにし、「敵の計画された挑発の企図に対する警告としての軍事行動だ」と主張した。前日から続く米韓両軍の訓練への対抗措置とみられる。
韓国軍によると、北朝鮮は放射砲(多連装ロケット砲)によるとみられる砲撃を南東部の江原道から実施。6日午前10時ごろから約90発、午後6時ごろからも約10発を撃った。海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の北側に着弾したという。
一方、朝鮮中央通信は北朝鮮軍が6日に「82発のロケット砲」を海上に撃ったと伝えた。
米韓両軍が、5日から南北の軍事境界線に近い地域で砲撃などの訓練を実施しており、北朝鮮軍は同日にも東西の海上へ約130発の砲撃を行っている。(ソウル=稲田清英)
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