TSMC、米国で最先端半導体を増産へ 米官民で進む「脱中国」うけ
フェニックス=榊原謙
半導体の受託生産で世界最大手の「台湾積体電路製造(TSMC)」が、最先端の回路線幅3ナノメートル(1ナノメートル=100万分の1ミリ)の半導体の生産を2026年にも米国で始める。米政府が6日、明らかにした。バイデン大統領は同日、TSMCの建設中の工場で演説し、歓迎の意向を表明する。
TSMCはアリゾナ州フェニックスに半導体工場を建設中で、3ナノ半導体をつくる新工場は、来年にも隣接地で着工する。現在建設中の工場については、当初5ナノ半導体を生産する予定だったが、4ナノ規格に格上げし、24年からの生産をめざすことも明らかになった。
半導体の性能は、集積回路の…