AOKIHD社長、半年で交代 五輪汚職とは「関係なし」
山下裕志
紳士服大手AOKIホールディングス(HD)は6日、東英和社長(57)が代表権のない副社長になり、田村春生副社長(65)が社長へ昇格する人事を発表した。同日付。同社によると、東氏から健康上の理由で辞任の申し出があったという。東氏はガバナンス体制の強化などのため、6月に就任したばかりだった。
田村氏は1980年に横浜銀行入行。2003年にAOKIHDのグループ会社へ入り、06年にAOKIHDへ移った。常務取締役などを経て10年から副社長を務めていた。
東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件では、AOKIHDの前会長ら3人が贈賄罪で逮捕・起訴された。同社は今回の人事について「事件とは一切関係ない」と説明している。(山下裕志)
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