ロシア本土へのドローン攻撃、インフラ破壊に反撃か 戦闘激化の恐れ
根本晃=キーウ 喜田尚
ロシア国防省は5日、同国内の二つの空軍基地が同日、ウクライナ軍のドローン(無人航空機)攻撃を受け、3人が死亡、軍用機2機が破損したと発表した。国営タス通信などが伝えた。ウクライナ側は関与を認めていないが、ドローンによる爆発は、ウクライナの電力施設を標的にしたロシア軍が重ねるミサイル攻撃への反撃との見方が強い。戦闘激化への懸念が強まっている。
ロシア軍は爆発後の5日午後、ウクライナ国内への大規模なミサイル攻撃を実施した。ウクライナ側は、70発のうち60発を撃墜したが、少なくとも4人が死亡したとしている。南部オデーサでは停電、断水などの被害が広がった。
爆発が起きたのはモスクワ南東のジャギレボ空軍基地とロシア南部エンゲリスにある空軍基地。国防省はいずれのドローンも撃墜したとする一方、破片の落下などで軍用機2機が損傷したと明らかにした。
爆発が起きたのは早朝で、地…