仙台の母子心中、専門委が「いじめ重大事態」認定 学校の怠慢を指摘

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福岡龍一郎 根津弥
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 【宮城】仙台市泉区で母親(当時46)と小学2年の長女(同8)が無理心中したとみられる事件に絡み、市いじめ問題専門委員会は6日、長女はいじめを受けており、いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」と判断して対応すべきだったとの報告書をまとめた。

 専門委はまず、長女が2018年5~6月、登校時に同級生2人からアサガオの支柱を振り回されたり、ひそひそ話をされたりしたことをいじめと認定した。

 教諭らが長女と同級生に謝罪や握手をさせた「仲直りの会」について不適切と判断。「(長女が)意に反した仲直りを強制されたと受け止めるのはもっとも」で、「心情を深く傷つけた」と指摘した。

 長女は同年6月下旬以降、体調不良を訴えて、欠席や遅刻を繰り返していた。これを踏まえ、専門委は「重大事態と判断することが適当」と認定した。

 さらに、校長が長女を校長室に登校させていたことについても「誤りもしくは拙速」で、「いじめへの対処を怠り、組織的な計画を欠いた対応にとどまり、長女や保護者への不安を強めた」と推定した。

 ただ、2人の死亡といじめとの関連については、「教職員と市教委の対応で母親が追い詰められた可能性は否定できない」としながらも、因果関係については言及しなかった。

 2人は18年11月に自宅で亡くなっているのが見つかった。父親は長女へのいじめや学校の不十分な対応が引き金になったと訴え、市教委が19年3月、第三者委員会である専門委に諮問。事実関係や学校側の対応などを調べていた。(福岡龍一郎 根津弥)

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 「いじめや重大事態を認めて…

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