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長崎大病院で抜歯ミス相次ぐ 「体質的な問題」口腔外科を診療停止に

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石倉徹也
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 長崎大病院(長崎市)は6日、抜くはずではない別の「親知らず」を誤って抜く医療事故が発生したと発表した。3月には2件の誤抜歯を発表し、再発防止策を整えていたが、再度ミスが生じた。病院側は「前代未聞。体質的、本質的な問題がある」として、同日から口腔(こうくう)外科の診療を原則停止にした。

 会見した江口晋副病院長は「診療停止により、みなさんに多大な迷惑をおかけすることになり、おわび申し上げる」と謝罪した。

 病院によると、11月、西彼杵郡の30代女性患者の手術で、上下左側の親知らず2本を抜くべきところ、下側左右の親知らず2本を抜歯。1本を誤った。8日後、患者からの指摘を受け、担当医が謝罪した。

 歯科を統括する沢瀬隆副病院長は、事故原因について、初診時に抜歯の予約ミスをし、上席医のチェックが働かなかった▽当日、初診の担当医が急きょ抜歯することになり焦った▽担当医がカルテを読み間違え、患者への確認も怠った――と三つの要因をあげた。

 長崎大病院では、誤って隣の歯を抜く医療事故が2020年と21年に計2件発生しており、今年3月に再発防止策を策定したが守られていなかった。沢瀬副病院長は「残念ながらシステム的に防げなかった。もう一度洗い直し、原因究明をする」と話した。

 さらに「医療安全の本質を疑…

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