古本、楽器でもなく…「カレーの聖地」 神田のグランプリを制した味
石平道典
古本や楽器、スポーツ用品の街で知られる東京都千代田区の神田地区が、新たに「カレーの聖地」として定着してきた。先月はカレー提供店の頂点を決める「神田カレーグランプリ決定戦」が行われ、各店を食べ歩くスタンプラリーが現在も開催中だ。400店以上がひしめく神田の街は、盛り上がりを続けている。
先月5、6日に神田小川町の小川広場であったグランプリ決定戦。56店による予選を突破した20店のブースが並び、それぞれ自慢のカレーを提供した。インドカレー、アジア諸国のカレー、スープカレー……。来場者は様々な種類を食べ比べ、気に入った店に投票した。
投票の結果、1位のグランプリに選ばれたのは「マジカレー」。出品したのは、ハンバーグカレーにチーズフォンデュソースをかけ、独特のうまみとコクで仕上げたひと品だ。2018年に続くグランプリで、平田勝也店長(41)は「おいしいと言ってもらうことを考え続け、スタッフみんなで力を合わせた成果です」と喜んだ。
新型コロナの影響で3年ぶり…