「8割が隣の大陸から」投稿の三重県議、自民1次公認申請から外れる
山本知弘
来春の統一地方選で予定される三重県議選で自民党県連が党本部に申請した公認候補の1次分から、小林貴虎県議(津市選挙区)が外れたことが、県連幹部への取材でわかった。国葬をめぐるSNSでの投稿が問題になり、県連内で対応を検討していた。
申請は6日付。党籍のある現職県議23人のうち小林氏を除く22人と、新顔3人を申請した。県連幹部は小林氏について「2次分を含めて検討中だ」とし、完全な見送りは否定した。
小林氏は10月、安倍晋三元首相の国葬に反対するSNS発信について「8割が隣の大陸から」とツイートし、引用元は高市早苗・経済安保担当相の講演だったと説明した。その後、一連の投稿を撤回、謝罪した。県連は、発表済みだった小林氏の公認候補としての手続きを凍結していた。
小林氏は7日、取材に対し「非常につらいが致し方ない。無所属でも立候補する」と話した。(山本知弘)
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