米上院選、再びトランプ派候補が落選 民主が過半数獲得、その意義は
ワシントン=高野遼
米中間選挙で唯一決着していなかったジョージア州の上院選で、6日の決選投票を経て、民主党が「最後の1議席」を確保することが確実となった。トランプ前大統領が推薦した候補がまたも敗れる結果となり、2024年の大統領選に立候補を表明しているトランプ氏にとって打撃となる。
6日、米主要メディアが当選確実を報じたのは、現職のラファエル・ウォーノック氏(民主)。11月8日の中間選挙ではどの候補も得票率50%に届かず、決選投票にもつれこんでいた。
敗れたハーシェル・ウォーカー氏(共和)は、中間選挙に立候補した「トランプ派」の代表格として注目されていた。アメフトの元プロ選手としての知名度に加え、トランプ氏の推薦を追い風に、党内で候補者を絞り込む予備選を大差で勝ち抜いた。
トランプ氏と距離とる戦略も…
ただ、政治家としての資質に…