核なき世界 岸田首相の原点は? 「賢人会議」10、11日に広島で

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興野優平 岡田将平 野平悠一 小手川太朗
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 「核なき世界」の実現に向けた具体的な道筋について議論する「国際賢人会議」が10、11の両日、広島市で開かれる。会議の立ち上げを表明した岸田文雄首相は、来年5月に同じく広島で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも核なき世界について議論をリードする考えだ。首相が核にこだわるのはなぜなのか。

 「何が何でも行く」。首相は周辺にこう指示していた。首相は10日に予定される賢人会議の開会セッションに出席する方向で調整をしていた。しかし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を受けた被害者救済新法案をめぐり、国会日程が流動化。会期末の10日も国会審議が行われる場合、開会セッションの出席は難しい。その場合は、11日に出席する案も出ているという。

 なぜ、「核なき世界」に強い思いがあるのか。

 著書「核兵器のない世界へ」…

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