ドイツで極右クーデター計画 主犯格に「ハインリヒ13世ロイス公」

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ベルリン=野島淳
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 ドイツの連邦検察庁は7日、クーデター計画を練っていたとして、極右勢力のメンバーら25人を逮捕したと発表した。容疑者らは連邦議会の建物の襲撃を計画していた疑いがある。貴族の子孫のほか、現役裁判官も関わっていた。ドイツメディアによると、過激派への捜査としてはドイツで過去最大規模になるという。

 検察の発表によると、7日朝から、計約3千人の捜査員が全16州のうち、11州の計130カ所を家宅捜索。テロ組織のメンバーとみなしたドイツ人22人と、ロシア人1人を含む支援者3人を逮捕した。さらに27人の容疑者を調べている。

 容疑者らは遅くとも昨年11月以降、いまのドイツの政府組織を否定し、非民主的な独自の国家体制をつくることをめざしたテロ組織に所属。暴力手段によって、連邦議会を襲撃するなどして、国家転覆を図った疑いがある。

 シュピーゲル誌などによると…

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