前方後円墳クッキーどうぞ 嘉穂総合高から古墳館へ今年も

徳山徹
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 福岡県立嘉穂総合高校(桂川町)の生徒たちが、地元にある王塚装飾古墳館のPRに一役買おうと、手作りした「古墳スイーツ」のクッキーを届けた。今年で5回目の恒例行事。試作を繰り返して完成させた自信作だ。来館者に無料で配ってもらい、「また来てもらえるようになれば」と期待している。

 作ったのは、大石義昭講師(66)が指導する農業食品科3年の研究班「桂笑クラブ」の8人。このうち松﨑萌恵(もえ)さん(18)、都築蒼空(そら)さん(17)、野見山陽生(はるき)さん(18)の3人が2日、50袋(5個入り)のクッキーを古墳館に持参した。

 クラブのメンバーは2018年から毎年、グミやラスク、クッキーを古墳館に贈ってきた。今年は、大石講師のアイデアで前方後円墳をかたどったクッキーにした。後円部に丸い穴をあけ、王塚古墳の石室の装飾に使われた緑や黒、黄色など計5色のキャンディーを入れて焼き、「ステンドグラスクッキー」と名付けた。

 作るのに手間のかかるスイーツだが、大石講師は「今年は少し難しいものにチャレンジしてみたくて」という。素材は小麦粉と大豆粉を使ったものと、米粉と大豆粉の2種類。「糖質カットにも配慮しました」

 生徒たちは9月初旬から週2回ずつ試作し、配分割合などが決まったのは11月中旬。自分たちが試食するだけではなく、同級生や後輩、家族にも感想を尋ねた。「モサモサしている」「食感が悪い」などの辛口な感想も生かした。

 3人とも出来栄えには満足だ。都築さんは「穴をあけるのに苦心したが、光が透けて見た目がよい」と喜び、松﨑さんも「きれいなクッキーになった。携わることが出来てよかった」。野見山さんも「おいしくできたので、がんばったかいがあります」と話す。

 3人は「来館者に食べてもらえるのは光栄。『おいしかった』と言われてみたい」と笑顔で話した。

 古墳館が紹介する王塚古墳はすぐそばにある。6世紀の前方後円墳で、1934年に発見された。石室壁面には盾や騎馬、三角文などが描かれ、国の特別史跡に指定されている。(徳山徹)

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