第41回寂聴さんに迫った田原さん「なぜ出家?」「あまりにも男にモテて…」

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岡田匠
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田原総一朗さんに聞く①

 2021年11月9日に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは多くの取材を受けてきた。ジャーナリストの田原総一朗さん(88)も2度、インタビューしたことがある。寂聴さんの突然の出家がきっかけで、本音に迫っている。

 ――寂聴さんとの思い出を聞かせてください。

 瀬戸内さんに2度、お目にかかっています。1度目は、岩手で出家したすぐあとに会いに行きました。今でもはっきりと覚えています。

 ――1973年11月14日、51歳のときに中尊寺で得度しました。

 まだ瀬戸内さんが岩手にいたときですから、出家から何日もたっていなかったはずです。雑誌の対談だとか、どこかの媒体に頼まれたとか、そういうのは、まったく関係ありません。あんなに売れっ子の作家が、なぜ突然、仏門に入ったのか。それが知りたくなったから直接会いに行きました。今でもそうですが、ジャーナリストですからね、疑問に思えば直接会いに行きますよ。

 ――どんな取材だったのですか。

田原さんが出家の理由を問うと、寂聴さんが答えます。「あまりにも男にモテて……」。寂聴さんを取材した田原さんのインタビューを3回に分けて掲載します。

 瀬戸内さんは非常にたくさん…

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