中国政府が7日、「ゼロコロナ」政策の大幅な緩和に踏み切った。PCR検査はしない、陰性証明はいらない、軽症の感染者は自宅で療養――。新型コロナ禍の中で多くの制約があった中国の生活は大きく変わりそうだ。
7日午後の会見に並んだ国家衛生健康委員会の幹部6人は、市民の不満が高まっていたゼロコロナの各政策について「もう必要ない」「してはならない」と立て続けに述べた。
その一つが、都市部でたびたび課されてきた地域の全住民へのPCR検査。11月末に各地で厳しい政策への抗議活動が起きた後、広東省広州市などで先行して撤廃されていたが、それが全国に拡大される。感染しても無症状か軽症なら自宅にとどまることができ、市民が恐れてきたプレハブの臨時病院などへ移される可能性も低くなった。
強制力なくなり、問われるのは…
また、中国では2年以上にわ…

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