長さ3m超、日本最大の「木製はにわ」出土 世界遺産の峯ケ塚古墳

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森嶋俊晴
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 大阪府羽曳野市教育委員会は8日、世界遺産百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群のひとつ、峯(みね)ケ塚古墳(5世紀末ごろ、国史跡)で、現存高3・52メートルの「石見(いわみ)型」と呼ばれる巨大な木製品が出土したと発表した。祭祀(さいし)の際に墳丘の周囲に立てた「木製はにわ」とみられ、国内で出土した同型の木製品の中で最大という。

 市教委によると、峯ケ塚古墳は前方後円墳で墳丘長96メートル、後円部直径56メートル。墳丘の周囲は南側を除き二重の周濠(しゅうごう)があった。被葬者は王族級とみられるが判明していない。

 出土したのは北側の周濠で、昨年度の発掘調査で木製品の一部が見つかった。今年11月から範囲を広げて全体を発掘したところ、先端に角状の突起があり、側面に帯状の突出部がある「石見型木製品」と判明した。石見型は、奈良県三宅町の石見遺跡で最初に出土した特異な形状のはにわにちなむ。

 材質はコウヤマキで、幅は最大75センチ、厚さは最大8センチ。根元は欠損していた。根元は現状より少なくともあと1メートルはあったとみられるという。

 市教委によると、古墳から木…

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    今井邦彦
    (朝日新聞記者=歴史、考古学)
    2022年12月8日21時2分 投稿
    【視点】

     「木製のはにわ」といわれてもピンとこない人が多いかもしれません。実は古墳の墳丘には,土で作られた人物や家、動物などの形をした埴輪とともに、木で作られた儀式用の杖や笠(衣笠)、鳥などの形をした木製品が立て並べられていたと考えられています。そ