ドイツ政府の転覆を謀るクーデターを計画していたとして、極右勢力のメンバーら25人が7日、逮捕された。ドイツメディアなどによると、逮捕された主犯格には貴族の子孫の男(71)が含まれ、「ハインリヒ13世ロイス公」を名乗っていることなどから注目を集めている。
英BBCによると、「ハインリヒ13世」は、1918年まで現在のドイツ東部チューリンゲン州の一部を支配していた貴族のロイス家の一族。ロイス家の子孫は今もいくつかの城を所有しているという。また、「ハインリヒ13世」自身も同州に狩猟用の別邸を持っているとの情報があるという。
ただ、ロイス家は「ハインリヒ13世」とは距離を置いてきたようだ。ロイス家の広報担当者は今夏、「ハインリヒ13世」について「陰謀論にあおられた誤解」を信じ込んでおり、「時々混乱している」と地元放送局の取材に話していたという。
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