「侵略者は負ける」ロシアから発信 ノーベル平和賞団体創設者が語る

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 今年のノーベル平和賞を共同受賞するロシアの人権団体「メモリアル」の創設者の一人、スベトラーナ・ガヌシュキナ氏(80)が、12月10日の授賞式を前に朝日新聞のインタビューに応じた。「私たちは反戦を貫いてきた」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻について「侵略者は負ける」「市民の殺害や略奪は、間違いなく犯罪だ」と、プーチン大統領を厳しく批判した。

 メモリアルはソ連時代の1987年に設立され、ソ連崩壊後も政治的抑圧や人権侵害に目を光らせてきた。だが、プーチン政権が反体制派や人権団体への弾圧を強める中、21年12月にロシア最高裁などに解散を命じられた。

 ガヌシュキナ氏も、侵攻開始後、反戦デモに参加して拘束された。「ロシアでは市民社会や独立系メディアが消えつつあり、支援を必要としている」と受賞の意義を強調する。

 プーチン政権はウクライナ侵攻に関しても、「ウクライナ東部の住民を守る」「欧米の脅威がロシアに迫っている」などと、根拠の乏しい主張を繰り返してきた。

 ガヌシュキナ氏は「この戦争は私たちにとって悲劇だ」と述べ、ウクライナで起きたロシア軍の犯行とみられる市民の殺害や拷問、略奪は「もちろん犯罪だ」と切り捨てた。

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年12月9日10時54分 投稿
    【視点】

    戦時下のロシアで、ひるむこと無く発言を続けるガヌシュキナさんには畏敬の念を抱きます。 スターリンによる政治弾圧の歴史や記憶を掘り起こし、記録に残す活動にソ連時代から取り組んできたガヌシュキナさんにとって、今のプーチン政権下で起きていること