サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は9日から準々決勝が始まる。初めて勝ち上がったモロッコを除けば、8強に残ったのは欧州5、南米2チームの顔ぶれだ。興味深いカードが並ぶ中でも、オランダ―アルゼンチンは対照的な指揮官が率いる。大会最年長と最年少の監督だ。過去の大会でも好試合を演じてきた、攻撃的なスタイル同士のぶつかり合いだ。
踊ってロビーを練り歩く…オランダ監督の人心掌握術
オランダを率いるファンハール監督(71)はカタールの地で上機嫌だ。
決勝トーナメント1回戦で米国を下した後の記者会見。同席したDFドゥムフリスの1得点2アシストで最優秀選手に選ばれた活躍をたたえ、耳元にキスをした。「昨日か一昨日にもしたんだ。みんなに見えるように、もう一度やろう」
宿舎に戻った際には、選手が…