手順の指導せず、実験中は帰宅 都立大准教授を諭旨解雇 昨年の火災

土舘聡一
[PR]

 昨年12月に東京都立大南大沢キャンパス(八王子市)で発生した火災を巡り、同大は7日、理学部の男性准教授(54)を同日付で諭旨解雇し、発表した。学生が行った実験に際し、適切な指導をしていなかったと判断した。

 発表によると、火災は昨年12月4日正午ごろ、同キャンパス8号館の実験室から出火し、約30平方メートルが焼けた。当時、理学部の学生が1人で発火性のある試薬を使った実験をし、手順を誤ったため出火したという。けが人はいなかった。

 同大は処分理由について、准教授が実験手順の適切な指導や助言をせず、実験時も大学から車で15分ほどの自宅に戻っていたなどとし、防火のための措置を講じなかったと説明した。准教授は薬品の管理は学生任せで、実験に立ち合わないことも多く、消火器などの使い方も教えていなかったという。また、火災防止対策が十分でなかったとして、准教授が所属する研究室の男性教授(60)も戒告処分とした。(土舘聡一)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント