「子どもの遊ぶ声がうるさい」と苦情、公園廃止へ 市「苦しい判断」
子どもたちが遊ぶ声や音への1世帯の住民からの苦情がきっかけで、長野市が管理する公園が来年3月に廃止されることになった。廃止が決まってから市に電話やメールで寄せられた意見、問い合わせは160件以上。市は8日、会見で経緯を説明し、「苦しい判断だった」と理解を求めた。
市が管理する「青木島遊園地」は2004年4月、地元区長会の要望を受けて開設された。市立青木島小学校、市立青木島保育園、青木島児童センターに隣接し、広さは1376平方メートルで、遊具はうんていが一つ置かれている。民有地を借り受けており、市が地権者に借地料を支払っている。
市は市内の公園や遊園地の維持・管理のために、地域住民や自治組織などに「公園愛護会」を設立してもらい、草刈りや落ち葉拾いなどの日常的な管理を担ってもらっている。青木島遊園地は青木島児童センターが愛護会活動を担っていた。
繰り返し同じ住民から寄せられた苦情
児童センターは青木島小の1…
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- 【視点】
細かい実情がよくわからないので、直接この事件についてではなく「地域の児童公園を、クレーマー気質の中高年男性が執拗に抗議して閉鎖に追い込んだ事件」というフィクションを想定して話を進めます。(日本国内のいたるところで、保育園の設置反対の声など、