ゴールを決めた後のダンスは「無礼」なのか――。カタールで開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)で、そんな論争が巻き起こった。批判を受けたのは、最多5回の優勝を誇るブラジル代表だ。
「事件」は、5日にあった決勝トーナメント1回戦、ブラジルと韓国の試合で起きた。
ベストメンバーで挑んだブラジルは序盤から猛攻を仕掛け、前半だけで4得点。大勝を収めて準々決勝に駒を進めた。
批判を浴びたのは、ブラジル代表がゴール後に行ったパフォーマンスだった。
カズダンス・ゆりかごダンス…世界中で様々なパフォーマンス
1点目を決めたビニシウス、2点目のネイマール、3点目のリシャルリソン、4点目のパケタは、個人、あるいは複数人で踊ったり盛り上がったりした。
特にリシャルリソンは、自身の代名詞でもある「ハトダンス」を行った。首を前後に揺らしてハトのマネをする踊りだが、自陣のベンチに駆け寄ってチチ監督や控え選手と一緒に披露した。チチ氏は韓国戦後の会見で「選手との一体感を示したかったので、踊りに参加した」と述べた。
これに異を唱えたのが、元ア…